
分譲中の物件を理解する
不動産を探していると、「分譲中」という言葉をよく見かけると思います。これは、マンションや一戸建て、土地など、様々な種類の不動産が売り出されている最中であることを示しています。
この「分譲中」には、大きく分けて二つのパターンがあります。一つは、これから建てられる新しい物件の場合です。まだ建物は完成していませんが、間取りや設備、完成予想図などが公開され、購入希望者を募っている状態です。もう一つは、既に完成している物件の場合です。建物は完成しており、実際に内覧することも可能です。どちらの場合も、「分譲中」であれば、まだ購入のチャンスがあることを意味します。
「分譲」という言葉自体は、「分割して譲渡する」という意味を持ちます。例えば、マンションの場合、一つの大きな建物をいくつもの住戸に分け、それぞれの住戸を販売します。土地であれば、広い土地を区画整理し、それぞれの区画を売り出します。一戸建ての場合でも、開発された住宅地の一画を、一区画ずつ販売していく際に「分譲」という言葉が使われます。
つまり、「分譲中」とは、まだ誰にも所有されていない物件を、分割して販売している状態のことです。物件を探している方にとっては、「分譲中」の表示は、購入可能な物件を見つけるための重要な手がかりとなります。物件によっては、早期に完売してしまう場合もありますので、気になる物件を見つけたら、早めに問い合わせてみることをお勧めします。