グランドレベル

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土地

地盤面の高さを示すGLについて

地面の高さを示す言葉として、GLというものがあります。これは、グランドライン(Ground Line)あるいはグランドレベル(Ground Level)の略称で、建物を設計したり、建てたりする上で基準となる大切な高さです。 このGLは、ちょうど地面の高さですから、私たちの生活の中でも馴染み深いものです。例えば、家の玄関の上がり框の高さや、庭の地面の高さなどがそれに該当します。この地面の高さを基準にして、建物の高さを決めたり、基礎をどのくらいの深さまで掘るかなどを決めていきます。 建物の設計図を見ると、このGLを基準にした様々な高さが示されています。例えば、建物の1階の床の高さはGL+〇〇〇ミリメートルといった具合に表示されます。これは、地面の高さから〇〇〇ミリメートル上がったところが1階の床の高さになるということを意味します。同様に、基礎の深さもGL−〇〇〇ミリメートルと表示され、地面より〇〇〇ミリメートル下の深さまで基礎を作るということを示しています。 GLは建物の高さだけでなく、配管の位置を決める際にも重要な役割を果たします。例えば、下水管は地面より低い位置に設置する必要があるため、GLを基準に配管の深さを決定します。給水管なども同様に、GLを基準に適切な高さに設置されます。 このように、GLは建物の設計や建設において欠かせない基準となる高さです。GLを理解することで、建物の設計図を正しく読み解き、建物の構造や配置を理解することができるようになります。ですから、家を建てたり、土地を買ったりする際には、GLという言葉を覚えておくと役に立つでしょう。