
マンションの共有空間、コモンとは?
集合住宅には、そこに住む人だけが使える共有の場所と、誰でも使える共有の場所の二種類があります。
まず、住んでいる人だけが使える共有部分について説明します。建物の中にある共有部分には、廊下、階段、昇降機、玄関ホールなどがあります。これらは、建物を適切に維持し、管理していくために欠かせない場所で、住んでいる人の暮らしやすさを支えています。毎日使う場所なので、清潔で安全に保たれていることが大切です。また、建物外にも共有スペースがあり、例えば、自動車置き場、自転車置き場、庭、集会室などがあります。これらは、住んでいる人の利便性を高めるだけでなく、住民同士の繋がりを深める場としても役立っています。特に、集会室などは、地域のお祭りやイベントなどでも活用できる場合があり、住民同士の交流を促進する役割を担っています。
次に、誰でも利用できる共有部分について説明します。一般的には、公園や広場などがあげられます。これらは、地域に住む人たちの憩いの場として、また、災害時の避難場所としても重要な役割を担っています。子どもたちが遊んだり、大人たちが散歩や休憩をしたり、様々な人が利用します。また、地域のお祭りやイベントの会場として使われることもあり、地域社会を活性化させる役割も担っています。さらに、災害時には一時的な避難場所や救援物資の配布場所として活用されるなど、防災拠点としての役割も担っています。近隣住民との交流を通して、地域社会への貢献も期待できます。
このように、共有空間は、建物の内外に様々な種類があり、それぞれが重要な役割を担っています。共有空間を適切に利用し、維持管理していくことで、快適な暮らしと豊かな地域社会を実現することができます。