塩化ビニル樹脂

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Pタイル:床材の万能選手

合成樹脂を主成分としたタイル状の床材は、よく「合成樹脂床タイル」と呼ばれ、事務所や飲食店、病院、学校など、実に様々な場所で目にすることができます。住宅でも玄関や水回り、土間といった場所に利用されています。この床材の人気の秘密は、優れた耐久性と様々な機能にあります。 まず、傷や汚れに強く、人が多く行き来する場所でも長持ちします。これは表面の強度が高いため、靴や家具などで傷がつきにくく、また汚れが染み込みにくい性質を持っているからです。さらに、表面が滑らかであるため、掃除もしやすいという利点があります。水拭きだけで簡単に汚れを落とすことができ、日ごろのお手入れの手間を省くことができます。 また、水や薬品にも強いため、水回りの床材としても最適です。キッチンや浴室、洗面所など、水を使うことの多い場所でも、水が染み込んで腐ったり、カビが生えたりする心配が少なく、清潔に保つことができます。加えて、薬品にも強いことから、薬品を扱う工場や実験室などでも安心して使用できます。 さらに、燃えにくい性質も持っているため、安全性も高く評価されています。火災が発生した場合でも、延焼しにくく、被害を最小限に抑えることができます。 このように、合成樹脂床タイルは耐久性、機能性、安全性に優れており、様々な場所で活躍できる万能な床材と言えるでしょう。デザインや色も豊富に取り揃えられているため、場所に合わせて最適なものを選ぶことができます。