インテリア産業協会

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インテリア

快適な住まいづくり:インテリア産業協会の役割

住まいは、ただ寝るだけの場所ではなく、日々の疲れを癒し、明日への活力を養う、人生にとって大切な空間です。快適な住まいは、心豊かな暮らしの基盤となります。私たちの協会であるインテリア産業協会は、そのような住まいづくりを支える専門家であるインテリアコーディネーターの育成を通して、人々がより豊かで質の高い住生活を送れるよう、日々活動しています。 協会は、昭和58年(1983年)に、当時の通商産業省(現在の経済産業省)の認可を得て設立されました。当時は、まだ「インテリアコーディネーター」という言葉は、世間一般にはあまり知られていませんでした。住まいづくりにおいて、専門家の助言を受けるという習慣も、今ほど一般的ではありませんでした。住まいの設計や施工は建築士が、家具選びは販売員がそれぞれ行うといったように、分業化されているのが主流でした。そのため、住まい全体の調和や、住む人の生活スタイルに合わせた空間設計といった視点が欠けていることも少なくありませんでした。 協会は設立当初から、インテリアの重要性について広く知ってもらうための啓蒙活動を行い、専門家による適切な指導の必要性を訴え続けてきました。協会の活動が実を結び、人々の生活水準が向上し、住まいに対する関心が高まるにつれ、インテリアコーディネーターの重要性も広く認識されるようになってきました。今では、新築やリフォームの際に、インテリアコーディネーターに相談する人々も増え、協会の役割はますます重要になっています。私たちは、今後も、質の高いインテリアコーディネーターの育成に力を注ぎ、人々の豊かな住生活の実現に貢献していきます。