作業場

記事数:(1)

間取り

フリールームとは?活用法を解説

建築基準法で定められた採光や換気の条件を満たしていない部屋のことを、フリールームと言います。具体的には、窓の大きさや設置場所などが法律の基準に達していないため、寝室や居間などの居住空間として認められていません。しかし、全く使えないわけではなく、収納や趣味の空間、書斎など、様々な形で利用できます。 フリールームは、サービスルームと呼ばれることもあります。これは、居住空間に対する追加のサービスとして提供される空間という意味合いです。例えば、主要な居住空間とは別に、ちょっとした収納スペースや作業場が欲しい場合などに、フリールームが役立ちます。建物の構造上、どうしてもデッドスペースができてしまう場合に、その空間を有効活用するためにフリールームとして設計されることが多いです。 フリールームのメリットは、価格が抑えられることです。採光や換気の基準を満たす必要がないため、建築コストを抑えることができ、結果として販売価格や賃料も安くなります。また、収納スペースとして利用すれば、他の部屋を広く使えるという利点もあります。趣味の部屋や書斎として利用すれば、自分だけの特別な空間を手に入れることができます。 一方で、フリールームのデメリットも理解しておく必要があります。採光や換気が十分でない場合、湿気が溜まりやすく、カビが発生する可能性があります。そのため、定期的な換気や除湿対策が必要です。また、夏は暑く、冬は寒いといった温度管理の難しさもデメリットとして挙げられます。断熱材などを利用して対策を行うことで快適性を向上させることができます。用途をしっかりと考え、メリットとデメリットを比較検討した上で、フリールームの活用方法を決めましょう。