元金

記事数:(1)

売買

住宅ローンと元本の基礎知識

家を買うために金融機関からお金を借りる際、一番最初に知っておくべき大切なことが『元本』です。元本とは、簡単に言うと借りたお金の本体のことです。例えば、家を建てるため3000万円を借りたとしましょう。この借りた3000万円こそが元本にあたります。 家のお金を毎月返すことを住宅ローンの返済と言いますが、この返済額は、元本に利息を足したものになります。利息とは、お金を借りることに対する手数料のようなもので、借りたお金が多いほど、また借りる期間が長いほど、この利息も多くなります。つまり、住宅ローンの返済とは、借りたお金の元本を少しずつ減らしながら、同時にこの利息も支払っていくことなのです。 毎月の返済額のうち、どのくらいが元本の返済にあてられ、どのくらいが利息の支払にあてられるのかは、返済方法によって変わってきます。返済当初は利息の割合が多く、元本の減りが少ないですが、返済が進むにつれて徐々に元本の割合が増え、利息の割合は減っていきます。 住宅ローンを組む際には、元本と利息の関係をしっかりと理解し、返済計画を立てることがとても重要です。どのくらいの金額を借りると、毎月いくら返済することになり、最終的に利息をいくら支払うことになるのかをきちんと把握しておく必要があります。そうすることで、無理のない返済計画を立て、安心して家を持つことができるでしょう。元本を理解することは、家計管理の上でも大きな意味を持つと言えるでしょう。