一般建設業

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手続き

建設業許可番号でわかること

建設業の許可番号は、建設工事を請け負う業者にとって、信頼の証となる大切なものです。これは、まるで業者の身分証明書のような役割を果たし、どの工事を請け負える資格があるのかを示しています。この番号は、単なる数字の羅列ではなく、様々な情報を含んでいます。 まず、許可を出した機関が分かります。国土交通大臣からの許可なのか、都道府県知事からの許可なのかが一目で分かります。国土交通大臣の許可は、全国で工事を請け負えることを示し、都道府県知事の許可は、その都道府県内で工事を請け負えることを示します。 次に、許可の種類が分かります。一般建設業と特定建設業の二種類があり、許可番号を見ればどちらの許可を得ているかが分かります。一般建設業は、比較的規模の小さい工事を請け負うことができ、特定建設業は、大規模な工事や特殊な工事を請け負うことができます。例えば、橋やダム、トンネルなどの大きな工事は特定建設業の許可が必要です。 さらに、許可番号には、その業者がどの種類の工事に対応できるかを示す情報も含まれています。建設工事は、土木工事、建築工事、管工事、電気工事、機械器具設置工事、塗装工事、防水工事、造園工事など、様々な種類があります。許可番号を見ることで、その業者がどの工事に対応できるのかが分かります。 このように、許可番号は、発注者にとって、安心して工事を任せられる業者かどうかを判断する重要な情報源となります。業者を選ぶ際には、必ず許可番号を確認し、その業者が適切な許可を持っているか、請け負おうとしている工事に対応できるかを確認することが大切です。許可番号の確認は、工事の安全性を確保し、トラブルを未然に防ぐためにも必要な手順と言えるでしょう。