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間取り

STOって何?不動産用語を解説

「居室」と「STO(ストレージ)」、どちらも部屋ではありますが、実は明確な違いがあります。どちらも、ものを置く場所として使われますが、「居室」とは人が快適に生活できる空間のことを指します。一方、STOは、倉庫や貯蔵室、納戸といった収納スペース全般を指します。 この二つの大きな違いは、建築基準法で定められた採光基準にあります。採光とは、太陽の光を取り入れることです。人は、太陽の光を浴びることで健康を維持することができます。そのため、建築基準法では、人が住む部屋である「居室」には、一定量の太陽光が入るように窓の大きさなどを規定しています。つまり、「居室」として認められるためには、この採光基準を満たす必要があるのです。 しかし、STOは、採光基準を満たす必要がありません。収納するためのスペースなので、太陽光はそれほど重要ではないからです。そのため、窓が小さかったり、全く窓がない部屋でも、STOとして利用することができます。 例えば、マンションの間取り図で「STO」と書かれた部屋があったとしましょう。この部屋は、収納スペースとしては便利ですが、採光基準を満たしていないため、人が快適に生活できる「居室」としては認められません。つまり、寝室やリビングとして使うことは想定されておらず、あくまで収納するための場所なのです。 このように、「居室」と「STO」は、採光基準という明確な違いによって区別されます。物件を探す際には、それぞれの部屋の用途を正しく理解することが大切です。
間取り

知っておきたい収納力!GRとは?

ジーアール(GR)とは、広く収納に使える場所のことを指します。これは「ジェネラルストックルーム(General Stock Room)」の略で、言い換えれば、家の中の大きな物置のようなものです。集合住宅であるマンションやアパートはもちろんのこと、一戸建て住宅にもよく見られます。 ジーアールの一番の特徴は、広々とした空間です。このゆとりある空間のおかげで、普段使わない物をしまうのにとても便利です。例えば、冬に使うこたつや扇風機などの季節家電、キャンプ用品などのアウトドア用品、普段は使わないけれど捨てられない日用品など、様々な物を収納できます。特に、スキー板やスノーボード、ゴルフバッグ、自転車など、大きくて収納場所に困る物でもジーアールがあれば安心して保管できます。 近年、人々の暮らし方の変化に伴い、家の中を広々と使いたいという人が増えています。そのため、ジーアールへの注目も高まっています。家の中の限られた場所をうまく活用できるジーアールは、現代の住宅事情にとても合っていると言えるでしょう。ジーアールがあることで、普段の生活空間をすっきりと片付けることができ、より快適な暮らしを実現できます。さらに、トランクルームを借りる必要がなくなり、家計の節約にも繋がるという利点もあります。家の収納スペースに悩んでいる方は、ジーアール付きの物件を探してみるのも良いかもしれません。
間取り

収納の宝庫!ストレージルーム活用術

家の中に、宝箱のように物をしまっておける場所、それが収納室です。普段は使わないけれど、いつかまた使うかもしれない物たち、例えば季節の飾り物や思い出の品、趣味の道具などをしまっておくのに便利です。 収納室は、物置や倉庫、納戸と同じ意味で使われます。ただし、建築基準法で定められた明るさの基準を満たしていないことが多く、寝室や居間のような人が住むための部屋として使うことはできません。そのため、家の広さを計算する時には含まれず、価格も他の部屋に比べて安く設定されていることが多いです。 収納室があることで、普段使う部屋を広く、すっきりと使うことができます。例えば、季節外の衣類や布団、使っていないおもちゃなどを収納室にしまっておけば、居間や寝室が物で溢れかえることを防ぎ、快適な暮らしを送ることができます。また、趣味の道具を収納室にしまっておけば、趣味の時間をより充実させることができます。 収納室は、「STO」や「STR」と略されることもあります。また、「サービスルーム」や「納戸」と書かれている場合もあります。様々な呼び方があるので、物件情報を見る時は注意が必要です。収納室の広さや場所、使い勝手は物件によって様々です。内覧の際には、収納室の広さだけでなく、収納したい物がちゃんと入るのか、出し入れしやすいかなども確認しましょう。収納室を上手に活用することで、より快適な住まいを実現することができます。