アルミ樹脂複合サッシ

記事数:(1)

設備

窓枠の選び方:快適な住まいづくり

住まいの快適性や外観を大きく左右する窓枠。一口に窓枠といっても、実は様々な種類があります。材質によってそれぞれ異なる特徴を持つため、設置場所の気候や予算、家のデザインなどを考慮して最適なものを選びましょう。 まず、多くの家で使われているのがアルミ製の窓枠です。アルミ製の窓枠は軽く丈夫で、価格も比較的安いという利点があります。そのため、集合住宅から戸建てまで、幅広く利用されています。しかし、熱を伝えやすい性質を持っているため、冬は室内が冷えやすく、夏は暑くなりやすいという欠点もあります。 次に、樹脂製の窓枠です。樹脂製の窓枠は、アルミ製の窓枠とは反対に、熱を伝えにくいという特徴があります。そのため、断熱性に優れ、冬の寒さや夏の暑さを軽減し、光熱費の節約にも繋がります。特に寒冷地や省エネルギー住宅での採用が増えています。一方で、アルミ製と比べると価格が高くなる傾向があります。 近年注目を集めているのが、アルミと樹脂を組み合わせたアルミ樹脂複合サッシです。これは、アルミの強度と樹脂の断熱性、両方の利点を兼ね備えています。外側には耐久性に優れたアルミ、内側には断熱性に優れた樹脂を使うことで、それぞれの弱点を補い、バランスの良い窓枠となっています。 その他にも、木製や鉄製の窓枠も存在します。木製窓枠は、自然素材ならではの温かみと高いデザイン性が魅力です。しかし、定期的なメンテナンスが必要で、腐食や変形のリスクも考慮しなければなりません。鉄製の窓枠は強度が高く、防火性に優れていますが、錆びやすいという欠点があります。 このように、窓枠の材質にはそれぞれメリットとデメリットがあります。設置場所の環境や住宅の性能、デザイン、予算などを考慮し、最適な窓枠を選び、快適な住まいを実現しましょう。