
住宅ローン元本返済の基礎知識
住まいを買うためにお金を借りる時、毎月お金を返す必要があります。この返済金には、借りたお金そのものを返す部分と、借りたお金を使うためにお金を貸してくれた人へ支払う手数料のようなものの二種類があります。前者を元本、後者を利息と言い、元本を返すことを元本返済と言います。
例えば、一千万円を借りて家を買ったとしましょう。この一千万円が元本です。毎月返すお金には、この一千万円の一部と利息が含まれています。つまり、毎月少しずつ元本を返済していくことで、借金全体の額を減らしていくのです。
返済の計画には色々な種類があり、それぞれで元本と利息の割合が違います。例えば、元利均等返済と呼ばれる方法では、最初の頃は利息の割合が多く、元本の返済額は少なめです。しかし、返済していくうちに徐々に元本の返済額が増え、利息の割合は減っていきます。これは、借金の残りが多いほど利息も高くなるためです。また、元金均等返済と呼ばれる方法では、毎月返す元本の額は一定です。そのため、最初の頃は返済額が多くなりますが、元本が減っていくにつれて利息も減るため、全体の返済額も徐々に少なくなっていきます。
どの返済計画を選ぶかによって、月々の返済額や返済期間が変わってきます。将来の収入や支出を考えながら、自分に合った返済計画を選ぶことが大切です。それぞれの返済計画の特徴をしっかり理解し、無理なく返済できる計画を立てましょう。