割栗石

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素材

栗石:庭づくりから基礎工事まで

{栗石とは、砕石の一種で、大きさが栗の実ぐらい、だいたい10センチから20センチほどの石のことを指します。呼び方としては、栗石の他に、割栗石や、ぐり石などがあり、どれもほぼ同じ意味合いで使われています。厳密な決まりはありませんが、栗の実の大きさを基準に考え、それより大きな石は玉石、小さな石は砂利と呼ばれ、区別されています。 栗石は、自然にある石を砕いて作られます。そのため、形や色、大きさにはばらつきがあります。たとえば、角張ったものや丸みを帯びたもの、色が濃いものや薄いものなど、様々な形状や色の石が混ざっています。また、大きさも10センチから20センチを目安としていますが、多少の大小があります。この自然な趣が、庭造りなどで好まれる理由の一つとなっています。 庭では、栗石は様々な用途で使われます。例えば、庭木や草花の根元を覆うマルチング材として使われたり、通路に敷き詰められたりします。栗石を敷くことで、雑草が生えるのを抑えたり、地面の乾燥を防いだり、庭の景観を美しくする効果があります。また、水はけを良くする効果もあるので、湿気がちな場所に敷くことで、植物の生育に良い環境を作ることができます。 その他にも、栗石は基礎工事や、擁壁の排水材など、様々な場面で利用されています。自然石を砕いて作られるため、環境にも優しく、再利用もしやすいという点も、栗石のメリットと言えるでしょう。このように、栗石は庭造りだけでなく、様々な場面で活用される、用途の広い材料です。