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土地

意外と知らない?赤地の基礎知識

法務局にある登記所には、土地の所有者や境界、地番などを記した地図である公図が備え付けられています。この公図の中で、赤く塗られた区域を赤地と言います。赤地は、国や都道府県、市町村などの地方公共団体が所有する道路であることを示しています。一般的には国が所有する国有地として扱われます。 この公図は、誰でも自由に閲覧することができます。土地の売買や建物を建てる際などには、土地に関する重要な情報を知るために必ず確認する必要がある大切な資料です。公図を見ることで、土地の所有者や境界線、そして赤地の有無を確認することができます。もし、土地の一部に赤地が含まれている場合、その部分は国や地方公共団体が所有しているため、個人が自由に使うことはできません。 例えば、自宅の敷地の一部が赤地だった場合、その部分を自分の土地として使うことはできません。また、建物を建てる際にも、赤地部分は建築面積に含めることができません。さらに、赤地部分に勝手に木を植えたり、物を置いたりすることも禁止されています。 赤地は道路として利用されることが一般的ですが、中には道路として使われていない場合もあります。しかし、たとえ使われていなくても国や地方公共団体が所有している土地であることに変わりはありませんので、個人が勝手に利用することはできません。土地の取引や建築などを検討する際には、事前に赤地の有無や範囲をしっかりと確認し、後々トラブルにならないように注意することが大切です。