家相

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家相における鬼門の役割

家づくりにおいて、昔から大切だとされている考え方に家相というものがあります。家相とは、家の間取りや向きなどが住む人の運気にどう影響するかを説く教えです。この家相を考える上で、特に重要なのが鬼門と呼ばれる方角です。鬼門とは北東の方角のことで、陰陽道という中国から伝わった教えでは、鬼が出入りする良くない方角だとされています。古くから日本では、この北東の方角からは良くない気が入りやすいと考えられてきました。そのため、家づくりや模様替えの際には、この鬼門の方角を特に注意深く考える必要があるのです。 具体的に鬼門の方角には、水回りを配置しないように気を付けるべきです。トイレやお風呂、台所などは、清潔に保つことが難しい場所です。そのため、鬼門に水回りを配置してしまうと、悪い気が溜まりやすく、家全体の運気を下げてしまうと考えられています。また、玄関も鬼門に配置するのは避けるべきです。玄関は、家の中に人や気の通り道です。鬼門に玄関があると、悪い気が家の中に入り込みやすくなってしまうのです。さらに、寝室も鬼門に配置しない方が良いでしょう。寝室は、人が休息を取り、エネルギーを充電する大切な場所です。鬼門に寝室があると、ゆっくりと休むことができず、健康に悪影響を与える可能性があります。 もし、すでに鬼門に水回りや玄関、寝室がある場合は、清潔に保つように心がけましょう。こまめな掃除や換気を行い、悪い気を溜めないようにすることが大切です。また、鬼門に盛り塩を置いたり、観葉植物を飾るのも効果的です。盛り塩は、悪い気を吸い取ってくれるとされ、観葉植物は、空気を浄化し、良い気を生み出すとされています。これらの工夫をすることで、鬼門の悪影響を和らげ、家全体の運気を高めることができると考えられています。