売買 住宅ローン返済方法:元利均等返済とは
元利均等返済とは、住宅ローンを返す方法の一つで、毎月返すお金が常に同じ金額になる仕組みです。家計のやりくりがしやすく、将来の返済計画も立てやすいのが特徴です。毎月決まった額を支払うだけで済むので、急に大きな出費があっても家計が苦しくなる危険を減らせます。元利均等返済では、借入当初は返済額のうち利息の割合が多く、元金の割合は少なくなっています。そして、返済が進むにつれて徐々に利息の割合が減り、元金の割合が増えていきます。つまり、最初のうちは利息を多く支払うことになりますが、所得税の住宅ローン控除を最大限に活用できるという利点もあります。住宅ローン控除とは、住宅ローンを借りて家を買った場合、一定の条件を満たせば、所得税の一部が戻ってくる制度です。元利均等返済は、返済額が一定なので、毎月いくら払えばいいのかが分かりやすく、家計管理しやすいという大きなメリットがあります。一定額を毎月きちんと確保しておけば、滞納の心配もなく、安心して暮らせます。また、将来の返済額が予測しやすいので、長期的な家計計画を立てやすいという点も魅力です。例えば、子どもの教育資金や老後の生活資金など、将来必要なお金を計画的に準備することができます。ただし、元利均等返済は、返済初期に利息の支払いが多いため、総返済額は元金均等返済に比べて多くなる傾向があります。元金均等返済とは、毎月返す元金の額が一定で、利息は残りの元金に応じて計算される返済方法です。元金均等返済は、元利均等返済に比べて総返済額は少なくなりますが、返済初期の返済額は多くなります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分のライフスタイルや収入に見合った返済方法を選ぶことが大切です。
