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設備

コンベクター:その仕組みとメリット・デメリット

送風機を使わずに、部屋を暖める器具をコンベクターといいます。熱を伝えるための金属板に、たくさんのひれ状の部品がついています。この部品をフィンと呼びます。コンベクターはこのフィンに熱を持たせて、周りの空気を暖めます。 コンベクターには、お湯を使うものと電気を使うものがあります。お湯を使うものは、温かいお湯を循環させてフィンを暖めます。一方電気を使うものは、電気の力でフィンを直接暖めます。 エアコンのように温風を吹き出すのとは違い、空気の流れを利用して部屋全体を暖めます。フィンに温められた空気は軽くなって上へ移動し、代わりに冷たい空気が下へ降りてきます。この空気の循環によって、部屋全体がゆっくりと暖まっていくのが特徴です。 コンベクターのメリットは、風が直接当たらないので乾燥しにくいことです。エアコンの風が苦手な方にもおすすめです。また、静かに運転するので、音が気になる方にも適しています。 コンベクターは、窓際や壁際に設置されることが多いです。窓から入ってくる冷たい空気を遮ることで、部屋を効率的に暖めることができます。 じんわりとした自然な暖かさで、快適な空間を作ってくれるコンベクターは、冬の寒さから私たちを守ってくれる頼もしい暖房器具です。